日本で生まれ育ち2つのパスポートを持つ19歳の女性がいます。日本の「国籍法」は複数国籍を認めておらず、20歳になるまでにいずれかを選択しなければなりません。

「パパの国籍かママの国籍か」。

葛藤や不安を抱える女性は、現在イタリア・ローマの大学に通いながら、法律の改正を求め発信し続けています。

父はイタリア人、母は日本人

ディサント愛子エリサベッタさん(19)の父親はイタリア人、母親は日本人です。

愛子エリサベッタさんは2006年、福岡市生まれ。活発で好奇心旺盛な少女でした。小学校時代、子ども同士の他愛ないケンカで「国に帰れ」と言われて「私には日本にしか家がないのに!」と強く反発したのを覚えています。

コロナ禍中の中学校卒業式

しかし、中学生になって反発より不安のほうが強くなりました。日本では「国籍法第14条」により、「二十歳までに父母どちらかの国籍を選択することが、法律上の義務になっている」と知ったためです。

「わたしはパパの子なの?それともママの子なの?」と、毎日のように母親に質問していました。