今季最強クラスの寒波の影響で、北日本から西日本の日本海側を中心に大雪となっています。週明けにかけて広い範囲で大雪や猛吹雪が続き、西日本の平野部でも記録的な積雪となるおそれがあります。
JR金沢駅から南東におよそ3キロ、金沢市本多町からお伝えします。こちらではけさから雪が降り続いていて、時折風が強く吹く時間帯もありました。目が開けられないほど吹雪く時間帯もありました。昨夜から降り始めた雪でひざ下あたりまで積もっています。
金沢では午前8時までの6時間に20センチの降雪を観測し、気象台は午前8時16分、石川県に「顕著な大雪に関する気象情報」を発表しました。
あす正午までの24時間に降る雪の量は、加賀の山地では1メートルと予想されています。
石川県ではきょう夜遅くにかけて雪が強まって降る見込みで、大規模な交通障害が発生するおそれが高まっています。
一方、新潟県ではこの後からあすにかけて、警報級の大雪になると予想されています。先日の立ち往生をふまえ、北陸地方整備局は状況に応じて、新潟県内の国道と高速の12区間を予防的に通行止めにする計画です。
また、NEXCO東日本は今夜、磐越道の一部区間で通行止めが予想されると発表しました。
新潟県内はあす朝までの24時間で、多いところで山沿いで90センチ、平地で60センチの雪が降ると見込まれています。
記者
「日が昇る前、午前5時の高知市内です。ご覧のように雪が舞っていて、道路にも雪が積もっています」
高知県内では未明から断続的に雪が降っていて、県中部に大雪警報が発表されています。県内に大雪警報が発表されるのはおよそ5年ぶりで、高知市では午前8時に観測史上最高となる14センチの積雪を観測しました。
気象台は、夕方にかけて雪の降り方に警戒するよう呼びかけています。
熊本県水俣市では国道の路面が凍結し、きょう午前7時ごろから車およそ50台が2キロにわたって立ち往生しています。この影響で、国道は約10キロの区間で全面通行止めとなっています。
水俣市では昨夜から断続的に雪が降り、午前6時ごろには15センチほどの積雪があり、国道ではチェーン規制が行われていました。現在、除雪作業が行われていますが、復旧のめどはたっていません。
大雪の影響で空の便は、全日空がきょう、▼石川県の能登空港を発着する全便のほか、▼北海道や新潟、石川県の小松空港を発着する一部の便など、合計41便の欠航を決めています。
日本航空も、石川や新潟を発着する59便が欠航します。
一方、新幹線は、JR西日本によりますと山陽新幹線が三原-博多間で徐行運転をしており、新大阪-博多間の全線で上下線とも10分から15分程度の遅れが出ています。
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