高市カラー=「責任ある積極財政」への期待と不安

自民党が大勝した衆議院選挙を経ていよいよ始まる150日間の国会。約1か月遅れで予算編成が始まり、ここで高市総理の独自色がどう反映されるのか、有権者の視線が集まっています。
そのキーワードこそが、高市総理の基本姿勢である「責任ある積極財政」。これは、将来の成長のために必要であれば、国債(国の借金)を発行してでも積極的にお金を使っていくという考え方です。
ただし「責任ある」と付いている通り、無秩序に支出を増やすのではなく、額面の大きさや投資する分野を見極めて投資を行う姿勢を強調しています。
高市総理のねらいは「一石三鳥」の好循環です。
1:経済安全保障の強化
食糧の生産体制の増強や半導体工場の国内への誘致など、「海外に頼らない体制」を構築する
2:経済成長と所得向上
国内投資で雇用が生まれ、給料が上がり、景気が上向く
3:財政の自然改善
景気が良くなり税収が増えれば、結果的に財政も健全化される
しかし、このシナリオには慎重な声も根強くあります。先週発表されたデータでは、国の借金が過去最大を更新。前年度から24兆円増加し、総額1342兆円を超えているといいます。
プライマリーバランスを重視する財政規律派からは「将来世代に先送りしているのでは」との指摘を免れません。
この巨額の債務残高を前に、「積極財政派」と「財政規律派」の議論は真っ二つに分かれています。














