人気低迷の要因は「ストライキ」「ドーピング問題」か

 まず1つ目は、ストライキです。

 野球界では、サラリーキャップ導入(チームの総年俸の上限)をめぐり、1994年8月から1995年4月までの200日間にわたってストライキが行われました。年俸の上限設定は戦力の均衡を保とうとする意図で検討されたものだったということですが、選手側から見ると給料の上限が決まってしまうのはマイナスで、大反対する動きがありました。

 2つ目がドーピング問題です。

 メジャーリーグでは1990年代~2000年初頭にドーピング問題が深刻化。1998年のサミー・ソーサ選手とマーク・マグワイア選手のホームラン王争いにも禁止薬物の使用疑惑があります。

 また、野球人気失速のそもそもの要因はルールが複雑で、テンポが遅いということが言えるかもしれません。鈴村裕輔教授によると「ラジオや新聞の時代は野球がぴったりだった」ということですが、時代に合わせて変化を迫られています。指名打者制度やピッチクロック、ベースの大型化などはこうした背景で導入されてきたものです。