倉敷市福田町古新田でペットとして飼われていた体長約2メートルのヘビが15日夜に逃げ、行方が分からなくなっています。警察が捜索していますが、現在も見つかっていません。逃げたヘビ「ボールパイソン」はどのような特徴があるのでしょうか?

行方不明となっているのは、ペットとして飼われていた体長2メートルほどのヘビ「ボールパイソン」で、重さは約2キロあるということです。15日午後10時ごろ、飼い主が倉敷市福田町古新田にある自宅の駐車場で、飼育ケースの積み下ろしをしていた際に逃げました。

警察はけさ10人態勢で、現場近くの小学校付近を捜索


警察では逃げた場所に近い小学校でけさから登校の見守りをするとともに、周辺で捜索を続けています。

(近所の人は)
「タヌキはあそこにいるけどね。ヘビは居ない。いままで見たこと無い」
「子供って興味もつじゃないですかだからちょっと危ないなと思って」

どんなヘビなのか…爬虫類と触れ合うことができる岡山市東区の「已~Cafe(ミーカフェ)」で、見せてもらうことができました。

ボールパイソンは毒を持たず、臆病だという


(已~Cafe(ミーカフェ)栗原 洋子店長)
「(こちらが?) ボールパイソンです。毒もないです。ヘビの方が臆病な性格なので、襲ってくるとか、攻撃してくるということは考えにくいと思います」

ボールパイソンは、アフリカ大陸に生息する小型のニシキヘビで毒は持っていません。初心者でも育てやすいことから国内で人気が高いといいます。

首に巻かせてもらうと…結構力が強い(許可を得て撮影)


(リポート)
「結構力が強い。初めてヘビ触ったんですけど。意外と私がじっとしていたら、もっと動き回るかと思ってました」

店長によりますと、刺激をしなければ噛みついてくる心配はないということです。また遠くに逃げている可能性も低いといいます。

刺激をしなければ、噛みついてくる心配はないという


(已~カフェ・栗原 洋子 店長)
「ヘビは基本的に上に行く習性がある子が多いので。下を這って遠くへ行くというよりは、(逃げ出した)建物の付近ですとか、木の上とか屋根の上とか。お家で飼われていた子だったら外の世界も怖いと思うのであまり動かずに。安心できる高いところを見つけてじっとしているんじゃないかなと」

「むやみに近づかないで」「発見した際はすぐに警察に通報を」


18日の捜索ではヘビは見つかりませんでした。警察では「むやみに近づいたりしないよう注意するとともに発見した際にはすぐに通報を」と呼び掛けています。