■ミラノ・コルティナオリンピック™ スキー ノルディック複合個人NH 後半クロスカントリー(日本時間11日、テーゼロ・クロスカントリースキー・スタジアム)

スキー・ノルディック複合は今季限りで引退を表明している渡部暁斗(37、北野建設SC)が出場し、後半クロスカントリー(距離10㎞)で11位。メダルには届かずも、最後の五輪初戦は堂々の滑りとなった。

前半のジャンプでは100.0mをマークし122.3点で11位とした渡部。トップのクリスティヤン・イルベス(エストニア)と41秒差で後半クロスカントリーをスタートさせた。渡部は1.2㎞を4分35秒03で通過し、トップと46秒差の14位につけた。3.7㎞付近になると前を滑っていた山本涼太(28、長野日野自動車SC)を追い越し、順位は13位に。途中日本勢3人が固まって滑る展開も、渡部がペースを上げ5㎞を通過しトップと36秒差まで縮めた。終盤、力を振り絞り、ビンツェンツ・ガイガー(ドイツ)と10位争いとなるも写真判定の結果、31分51秒04の11位でフィニッシュとなった。

レース後、渡部は「人生で一番きつかったかもしれない。本当に良いレースっていうものができていなかった中で、クロスカントリーはちょっと粘りきれなかったですけど、今できるベストは尽くせたかなと思います」と振り返った。

渡部は14年のソチ五輪、18年の平昌五輪の2大会連続で個人NH銀メダルを獲得。前回の北京大会(2022年)では個人ラージヒル(LH)と団体で銅メダルを獲得するなどこれまで五輪は5大会で銀2つ銅2つのメダルを獲得している。今大会が自身最後の五輪となる。

前半ジャンプで日本勢トップの3位につけていた山本は19秒差でスタートしたが15位。谷地宙(25、日本航空)は23位と表彰台には届かなかった。優勝はノルウェーのイェンス ルーロス・オフテブロで29分59秒04をマークし、金メダルを手にした。

ノルディック複合は、前半のジャンプと後半のクロスカントリーの2種目を合計して争う競技。ジャンプの得点差は、そのまま距離競技のスタート差に換算される。ノルディック複合は日本時間17日に個人ラージヒル(LH)、19日に団体スプリントが予定されている。

【ノルディック複合個人NH結果】
1位 イェンス ルーロス・オフテブロ(ノルウェー)
2位 ヨハンネス・ラムパルター(オーストリア)
3位 エーロ・ヒルボネン(フィンランド)
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11位 渡部暁斗
15位 山本涼太
23位 谷地宙