■ミラノ・コルティナ五輪 フリースタイルスキー 女子モーグル予選(10日、リヴィーニョ・エアリアル&モーグルパーク)
ミラノ・コルティナオリンピック™の女子モーグル予選が行われて、冨高日向子(25、多摩大学スキークラブ)が素晴らしい滑りを見せて、75.28をマークして5位、さらに初出場の中尾春香(24、佐竹食品)が攻めの演技で74.71で7位、2人が決勝進出を決めた。柳本理乃(25、愛知ダイハツ株式会社スキー部)、藤木日菜(24、武庫川女子大学)は翌日(日本時間11日)の予選2回目に回った。
モーグルの採点はターン点が60%、エア点が20%、スピード点が20%の合計100点満点で競われる。ターン技術が最も重視され、スピードが同じでもターンの差が順位に大きく影響する。予選1回目では10位タイまでが決勝に進出。さらに明日、残りの選手で2回目を行い、1回目進出を含め計20人が決勝に進む。
会場入りした日本代表メンバーはカメラに手を振るリラックスムード、最初の演技者として登場した昨季モーグル世界選手権銀メダルの冨高、緊張感のある中、スタートすると、最初のエアでは“バックフリップ”でグラブでトラックドライバーもしっかり入れてきた。カービングターンも落ち着き、セカンドエアでは“コーク720”、最初の演技者で75.28をマークして笑顔を見せた。
兄・藤木豪心(28、イマトク)と共に五輪初出場となった藤木は果敢に攻めの滑りを見せて、セカンドエアではアイアンクロスを綺麗に決めたが得点は65.89で19位、
藤木日菜と同郷で同じ年と仲の良い中尾は、最初のエアで“ループ”でジャパングラブを入れてきた。さらにセカンドエアでは“バックフリップ”でミュートグラブと初五輪とは思えない思い切った演技を見せた。フィニッシュ後は笑顔を見せて、カメラに向かってハートマークを作る余裕、得点も74.71と7位と決勝の舞台に駒を進めた。
柳本は最初のエアで“コーク720”、セカンドエアでは“バックフリップ”を見せたが、グラブが入らず、得点も68.49と伸びずに16位、上位10人に入れなかった藤木、柳本は翌日(日本時間11日)の予選2回目に進み決勝進出を狙う。
レース後、冨高は「オリンピックで一番スタートっていうすごい貴重な経験だと思うんですけど、緊張はしたんですけど、もうやってきたことを信じて思い切って滑ることができました」と話した。
初出場の中尾は最初のエアは「初めてのエアの組み合わせでいたんですけど」と五輪初舞台で初のエアに挑戦していた。「もうコーチがずっと私を教えてくれて、それが自分の武器になった」と感謝を述べた。
滑り終わった後には笑顔も見られたが「ここまで来るのに怪我だったり、すごい辛い思いはしたんですけど、本当にたくさんの人のおかげだと思って今もうるうるしちゃうんですけど、本当に感謝の気持ちでいっぱいです」と涙をためて語った。
決勝に向けては「メダルっていうところはしっかり取っていきたいところではありますし、いい流れを自分に持っていけるように、私の滑りをできたらいいなと思ってます」と気合を込めた。

















