自身のCEO辞任を問うアンケートを行った結果、賛成が半数を超えたツイッターのイーロン・マスクCEOが辞任を表明しました。「この仕事を引き受けてくれる愚か者が見つかれば…」とツイートしています。
■「引き受けるほど愚かな誰かを見つけたら」マスク氏ツイッターCEO辞任表明
ーーマスク氏がツイッターのCEOを辞めるということを知っていましたか?
20代女性「知らなかったです」
男性「若干の驚きはありました」
イーロン・マスク氏のTwitter(日本時間 12月19日)
「私はツイッターのトップから退くべきか?投票結果に従います」

イーロン・マスク氏が日本時間の12月19日に、ツイッター上で行ったアンケート。1700万件以上の投票があり、結果は「辞任すべき」が過半数を占めました。
その後、進退について沈黙していましたが、日本時間21日午前…

イーロン・マスク氏のTwitterより
「CEOを引き受けるほど愚かな誰かを見つけたらすぐCEOを辞任します。その後はソフトウェアとサーバーのチームを率いるだけになります」
2022年10月、総額6兆4000億円でツイッターを買収したマスク氏。

広告収入に依存する体質から脱却しようと有料サービスの強化に乗り出すなど、経営改革を進める一方、約7500人いた従業員の半数を解雇。残った従業員には「激務」か「退職」かの二択を迫り、従業員は買収前の3分の1程度に減ったとみられています。

また、永久停止したトランプ前大統領のアカウントを、アンケートの結果に基づいて復活させるなどルールをめぐる判断にも批判や疑問の声が…。
広告出稿を停止する企業が相次いだことで、経営状況はさらに厳しくなっているとみられています。
50代男性「大きな変革には、彼のようなリーダーシップでやることは先で判断されることだと思うんですけど、それが受け入れられなかったんだろうなと」
20代男性「辞任はしないでほしかったかもなというのはあって。逆にこれからまた新しいツイッターという文化をどう発展させるか、気になっていたのもあったので、見たい気持ちはありました」
アメリカメディアは後任探しが本格化していると伝えていますが、マスク氏がCEOを辞任してもツイッターのオーナーであり続けるので、会社の意思決定に対する影響力は変わらないとみられます。