AIで“熟練工”の技能伝承
一方でAIは、“人の技術を磨く”ためにも活用されている。
『アキュイティー』が開発した「モーションキャプチャ」は、4つのカメラで撮影した人の動きのデータをもとに、“AIが全身の関節の動きを数値化”する。

『アキュイティー』CEO 佐藤眞平さん:
「動きを見るとか伝えるというのは、データという裏付けがあって初めて伝わるものだし立証できるものだと思う」
この技術を取り入れたのが自動車メーカーの『マツダ』。
マツダならではの滑らかなデザインを実現するためには、熟練工が持つ匠の技が必要なことから、若手技能者の“金型加工”技術を向上させるための訓練で使われている。

モーションキャプチャで<熟練工>と<初級技能者>の動きを比較したものを見てみると、熟練工は身体の軸がブレずに 腕のみを振っているが、初級技能者は身体全体が動いてしまっているのがわかる。

『マツダ』技能伝承システム担当 佐伯千春さん:
「匠の人は左右の足のバランスが均一ということが計測データから分かったので、左右の足のバランスが良くなるように姿勢を変えることで体幹がブレにくくなる」
AIで熟練工の重心移動や腕の振り方をデータ化し、習得に20年必要と言われる金型加工技術の技能伝承の期間を5年に短縮することを目指している。
佐伯さん:
「基本的な動きはAIやロボットでも再現できるとは思うが、細やかな調整というところはどうしても人間でないとできない。まだまだ人の手で作り込んでいくところかなと思う」














