あす(木)から今週末にかけて、中国地方は、上空にこの冬一番の強い寒気が入るのに伴って警報級の大雪となる見込みです。

中国地方では、今週はじめに山地を中心にまとまった雪となりました。広島市郊外など南部でも多少路面が白くなる地域もあり交通機関が乱れました。

その時と比べて、今回の方が長い期間、そして多くの雪が降るおそれが出てきています。

今週のはじめに入った寒気と比べて、上空の下層(上空1500メートル付近)の寒気の強さは前回とそこまで大きく変わりませんが、上空の上層(上空5500メートル付近)の寒気が非常に強いため、山陰沖の海上で雪雲がより発達して中国地方に流れ込むおそれがあります。

あす(木)から週末にかけて降る雪の量は、中国山地の県境付近では新たに1メートル以上の雪が降る予想です。このため週末には北広島町八幡や庄原市高野といったアメダスの観測点では積雪が1メートルを超えてきそうです。

特にあす(木)夕方~あさって(金)は断続的に雪の降り方が強まり、場合によって大雪警報が発表される可能性があります。停電などへの備えも確認した方がよさそうです。