描いたのは「少女漫画家」

石川県加賀市・山中温泉

石川県加賀市、山中温泉。温泉街の一角に佇む創業100年を超える食料品店。そこに、穴水の歴史マンガを描いた漫画家が「チハラ アケミ」さんがいた。

◇チハラアケミさん「私が得意とするものは、現代の女性向けのものが主流で、その路線だったのですけれども。歴史マンガを受けてみたら、めちゃめちゃ大変でした」

チハラさんは石川県加賀市大聖寺出身で、高校時代に描いた恋愛マンガが東京の大手出版社の目に留まり、「別冊フレンド」の読み切りで漫画家デビュー。その後、卒業した大聖寺実業高校を舞台にした商業科と電子機械科の男女の相容れぬラブコメディ「恋愛ジャンキー」が単行本化されるなど、当時、注目の少女漫画家でした。

高校デビューの作品原画
「恋愛ジャンキー」単行本化で一躍脚光

◇チハラアケミさん「当時は地元の大聖寺の自宅で描いたものを東京の出版社に郵送し、編集さんと電話しながらでした。締め切りぎりぎりになり、編集さんが石川県の小松空港まで飛行機で来て、空港でマンガを受け渡したこともありました。アナログだったので、画材が散乱するし、消しゴムのかすもいっぱい散らかるし、大変でした」

チハラさんは10年余りの漫画家生活を経て、今は結婚してふたりの娘の母親に。
マンガもアナログからパソコンで作画するデジタルに変わりました。

◇チハラアケミさん「子どもにちょっと触れられても全然平気だったり、後ろからいきなり抱きつかれても、戻れるので、子育て中のマンガ制作としては、デジタルさまさまです」