マイノリティの声は拾われるのか

──宮城県内への影響についてはどうお考えですか。

「与党議員が非常に増えていくので、何かしらの陳情をするときには確かに政権へのネットワークは強くなるかもしれないです。ただ、結局は自民党の人たちが、それぞれのレンズでいろんな地域課題を拾い上げていきますので、野党の視点とは違うはずなんですよね」

源島准教授が特に懸念するのは、社会的マイノリティの問題です。

「それまで野党の人たちが拾い上げてきた声を今後、与党の人たちがどこまで拾えるのかはわからないですよね。例えば、社会的な弱者の問題だとか、あとはジェンダーとかもそうだと思うんですけれども、ジェンダー平等夫婦別姓とか、実際に現在の戸籍制度で不利益を被っている人たちの声を今後拾ってもらえるかは、かなりあやしいです」

「社会の少数派で、実害を被っている人たちの声を拾い上げるのが野党の仕事の1つだった。その野党議員が非常に減ってしまったので、そういった声が今後しっかり拾われていくのか、懸念しているところです」
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