滋賀県内5カ所の介護施設で、昼食でいなり寿司やホウレン草の和え物などを食べた40代~100歳代の男女65人に、嘔吐や下痢などの症状が確認される集団食中毒が発生。64人は快方に向かっていますが、1人は死亡しました。

県は「ノロウイルス」による集団食中毒と断定し、厨房で調理を請け負っていた大阪市内の業者に、その厨房での調理を4日間禁ずる「営業停止処分」を下しました。

▽65人に症状5人が入院、1人死亡

滋賀県健康医療部によると、2月5日(木)、草津市南山田町の特別養護老人ホーム「えんゆうの郷」から保健所に対し、「複数人の入所者に、前日から嘔吐や下痢などの症状が出ている。厨房で調理された食事は、系列の4か所の介護施設(草津市・守山市)にも提供していて、それらの施設でも複数人が同様の症状を見せている」と連絡がありました。

保健所が調査したところ、これらの計5か所の介護施設で、2月3日(火)に昼食を食べた利用者や職員、調理スタッフのうち少なくとも65人(46歳~101歳)が、2月4日朝から嘔吐や下痢の症状を示していることが判明。
5人が入院し、1人が死亡したということです。

▽昼食は「いなり寿司」「昆布まき」「昆布豆」「ホウレン草の和え物」「赤だし」

昼食のメニューは、▽助六寿司(いなり寿司・昆布まき)▽昆布豆▽ホウレン草の和え物▽赤だしで、調理スタッフ2人が検食は行っていたということです。

死亡した1人を除く64人は、全員快方に向かっています。

保健所は、ノロウイルスによる食中毒と断定。「えんゆうの郷」の厨房で調理を請け負っていた「東住吉マルタマフーズ」(大阪市東住吉区)に、2月6日~9日の4日間、「えんゆうの郷」での調理を禁じる「営業停止処分」を下しました。