JR小倉駅近くの「鳥町食道街」で飲食店を経営していた樋口静子被告(71)。

2024年1月3日、使用済み食用油を処理するため凝固剤を入れて加熱し、火を消すことを忘れて外出したため油から発火させ、周囲の建物33棟を焼損させた。

業務上失火の罪に問われた樋口被告の裁判で、検察側は「鍋に火をかけたままその場を離れてはならないというのは、飲食業に従事する者であるか否かを問わず、ごく一般的かつ基本的な注意義務」「軽率な行動によって、合計33棟もの建物が被災した。財産的損害は少なく見積もっても合計約6億7450万円に上り被害結果は甚大である」などと主張した。