『女性・女系天皇と皇族数確保』について。国会で議論が進まない中、いよいよ目をつぶれない深刻な事態を迎えています。
有識者会議で示された2つの案
高柳光希キャスター:
皇室の現状から説明します。

31年前は26人いた皇族ですが、現在は16人です。未婚の皇族6人のうち、男子は、悠仁さま1人のみとなっています。女性は結婚をしたら皇室を離れますし、将来どんどん数が減っていくという危機感が、この議論の出発点となっているわけです。
では、どういう手段で皇族の数を確保していくのか。2021年に有識者会議で示された2つの案があります。

TBS報道局社会部 宮内庁キャップ 岩永優樹 記者:
まず1つ目の案は「女性皇族 結婚後も身分を保持」というもの。現在のルールと違い、女性皇族が一般の国民、一般の男性と結婚をしても、そのまま皇室に残れるという案です。
この案の良いところは、皇族がマイナス1になることを防げるだけではなく、担っている公務や総裁職などを手放したり、引き継いだりすることなく行える点です。
ただ、この「女性皇族 結婚後も身分を保持」という案に賛成している方の中でも、枝葉の部分に関しては意見が分かれています。
たとえば、女性皇族と結婚した男性は皇族になるのか?また、女性皇族と男性の間に子どもが生まれた場合、その子どもは母方の血を引くいわゆる“女系”になるわけですが、この子どもの扱いはどうなるのか?こういったポイントが議論されています。
高柳キャスター:
数を減らさないというのが、まずこの案ですね。もう1つの案についてもお願いします。
TBS報道局社会部 宮内庁キャップ 岩永優樹 記者:
もう1つの案は「旧宮家の男系男子を養子に」というもの。“旧宮家”とは、戦後すぐに皇室を離れた11の家のことで、その子孫の男系男子を養子として皇室に迎えるという案です。
これは「天皇の血を引く男系男子が大事なんだ」という説に立てば親和的な説ですし、先ほど紹介した「女性皇族 結婚後も身分を保持」という案と違い、皇族数をプラスにするという意味では即効性がある案です。
ただ、約80年前に皇室を離れた家であり、養子に入る方自身やその親世代も生まれたときから一般の国民なので、「国民感情的にハードルがあるのでは」という声はあります。














