フィリピンのリサ・ホンティベロス上院議員は、南シナ海での領有権問題を背景とした「中国政府による虚偽情報や誹謗中傷など拡散が増加している」として、対策を強化する必要性を強調しました。

フィリピン上院のホンティベロス議員は2日、首都マニラで開かれた外国メディア向けのフォーラムで演説しました。

リサ・ホンティべロス上院議員
「フェイスブックやXで、中国に抵抗する人たちを『アメリカの代弁者』や『飼い犬』などと中傷するアカウントを目にします」

ホンティべロス氏は、中国との対立が深まる南シナ海の領有権問題をめぐり、「SNS上でフィリピン人に対する誹謗中傷や虚偽情報の拡散が増えている」と指摘。「フィリピン国民を分断させようとする国家安全保障上の深刻な問題だ」との危機感を示しました。

また、中国大使館から依頼を受けたフィリピンのPR企業が、「世論の操作を目的とした虚偽情報の拡散などを行っている」として、対策強化の必要性を強調しました。

SNSなどを舞台にした中国とフィリピンの情報戦は激しくなっていて、中国政府は先月、フィリピン沿岸警備隊の報道官が習近平国家主席を「いじめっ子」などと揶揄するようなイラストをSNSに投稿したことに対し、「でたらめな中傷は容認できない」と強く反発しています。