広島県三原市にある産廃処分場をめぐって、住民が設置許可の取り消しを求めている裁判の控訴審が結審しました。

2日の公判にも、多くの住民が足を運びました。三原市の本郷最終処分場は、8年前に事業者が設置許可を申請し、6年前に広島県が建設を許可しました。

処分場の近隣住民12人が、「環境影響調査が不十分だ」などとして、許可処分の取り消しを求めた裁判では、3年前、広島地裁が、判断の過程に「看過しがたい過誤、欠落がある」として県に設置許可の取り消しを命じました。県はこの判決を不服として控訴しました。

本郷最終処分場では、基準値を超える水質汚染が度々検出され、事業者に対する行政指導が繰り返されています。

山内静代 原告団共同代表
「川の水は瞬く間に汚れてしまいました。いずれこの影響が及んでくるであろう三原、竹原市民、みんな不安に怯えています」

2日の公判で、井戸水で暮らす原告からは「汚染された水を飲んでしまう可能性があり、恐ろしい」などと意見陳述がありました。

広島高裁での判決は、5月14日に言い渡される予定です。