組織論とチームビルディング
――宇宙関係者やアニメファンだけでなく、ビジネス層にも響く内容になりそうでしょうか?
担当者: はい。今回のメインターゲットは、まさにファーストガンダム世代である40代〜50代の経営層や、これからの未来を担う若い社会人・学生の皆さんです。
例えば、八坂先生が創業されたQPS研究所の小型SAR衛星には、「和傘」のように開く特殊なアンテナが搭載されています。軽量かつコンパクトに収納でき、宇宙空間で大きく展開するこの構造ですが、当初は「理論」として存在していても、「物」として作れる保証はありませんでした。
八坂先生は「この部品なら、あの企業さんが作れるかもしれない」と、九州を中心としたものづくり企業を1社1社探し回り、その技術を結集させることで、理論を現実に変えていったのです。 まさに、チームとして一つの「物」を作り上げていくプロセスがありました。
富野監督もまた、多くのアニメーターやスタッフと共に集団作業で作品を作り上げています。
人物、ロボット、構造物も含むキャラクターがどのような属性を持つか、将来の技術も含めて科学的に実現可能性があるかどうかもしっかりと設定する。その上で、他のキャラとの関係性等を設定することで、制作メンバーが自走することができるようになり、成果物が出来上がる手法をとられています。
時にスポンサーの要望や時間の制限もある中で、ガンダムをはじめとする日本を代表するアニメ作品を世に出されています。
「こういうものを作りたい」「理論上はできるはずだ」という仮説を立て、それを実現するためにリソースをどう配分し、どうチームをつくり、仲間を巻き込んでいくか。これはまさに経営的な視点であり、異業種の方にも必ず刺さる「聞きごたえのある」内容になると確信しています。














