中国SNSで「バリケード突破」不適切な動画が拡散

<寺坂元貴記者>
「こちら富士山の9合目付近ですが、登山道と斜面の違いが分からないくらい雪が積もっています。大変危険な状態です」

厳しい寒さが続くなか、心配されるのが富士山での山岳遭難です。

1月18日、富士山で中国国籍の男性が遭難し、県警の山岳遭難救助隊が出動しました。

現在、富士山の登山道はすべて冬季閉鎖中ですが、近年、外国人が冬の富士山で遭難する事例が相次いでいます。その背景のひとつにあるとみられるのがSNSによる不適切な情報の拡散です。

いま、中国のSNSでは閉山中の富士山に登る画像や動画が多く投稿されています。中には禁止されている登山道への侵入を解説する動画も。

「閉山期間のため立ち入り禁止の看板があります。そのまま無視して先に進む」「唯一の登山道がバリケードでふさがれているが、こっちも無視して左の脇道を進みます」

投稿者はバリケードを脇道からすり抜けるように指南しています。動画ではその先の登山道を進む様子も映っていました。こちらの別の投稿者の動画では複数の人がバリケードを堂々とすり抜けています。

こうした動画を見て冬の富士山に登ろうとする人も多いと見られています。