異例の「1月解散」に大義はあるか?

小川キャスター:
この選挙を巡っては、今このタイミングで行うべきなのかどうかという声もあります。高市さん、そもそも高市政権の支持率は7割を超えていて安定している。国民からの評価は既に示されていると言っても過言ではないこの状況がある中で、700億円だったり、報道では850億円という声もありますけれども、それだけの税金を投じて、この選挙を行う意味というのは本当にあるのかどうか。ここはいかがですか

自民党 高市総裁:
選挙の時期がいつになっても一定の費用はかかります。それは変わりません。ただ、信を問わなきゃいけないと、私がずっと去年就任時から苦しんできたのは、前回の衆議院選挙は、やはり自公連立政権という枠組みで皆様からいただいた議席です。過半数にも届かず散々な結果でしたけれども、そういう議席である。

だから自公っていう枠組みが今、自民と日本維新の会という枠組みに変わっている。それから前回の衆議院選挙で自民党の公約には掲げていなかったです。責任ある積極財政についても、さっき申し上げた危機管理投資や成長投資についても、それから抜本的な安全保障政策の強化、これもやらなきゃいけない。それからスパイ防止法制なども含めて、インテリジェンスの強化もやるということですから、国論を2分する話です。ですから、新しい政策を打ち出す、新しい枠組みである限りは、やはり信を問う。これからの長い国会の中で議論する、その前に信を問うべきだと私は思いました。

TBSスペシャルコメンテーター 星浩氏:
当事者の2人がいらっしゃるのでこの話をしたいのですが、昨年12月18日に高市さんと玉木さんが合意をしてまして、予算について年度内の早期に成立させるということになった。

そうすると、明らかにこの時期の選挙をやれば、予算の年度内の早期の成立は無理。暫定予算ということは必至なので、この段階で高市さんは今回のような早期解散を考えていなかったのか、心変わりをしたのかどうか。または、この段階ではもう考えていたんだけど、玉木さんを騙したのか。この辺はどうですか。

自民党 高市総裁:
そうですね。解散というのは非常に重いものですから、悩みに悩みに悩みました。しれっと来年の秋まで自分の総裁任期いっぱいまで続ける。そういう方法もあったのかもしれません。

ただ、やはり信を問う方が誠実だと思いました。そして、玉木さんがサインをしてくださったことで、これ史上最短の選挙を経ても、予算委員会を効率的に進めていただいて、一生懸命ご議論いただいて、ギリギリ年度内に成立は可能だったらよりありがたいし、仮に暫定予算ということになったとしても、物価高対策として打ち出したことについてはもう全て執行がその頃までには終わります。

そしてまた高校無償化、学校給食費の無償化、高校無償化の方は予算関連法案がありますから、これはぜひともご協力をいただきたいんですが、何とかこれらもやれるという見通しを立てた上での解散の決断です。ぜひとも、玉木代表のご協力をお願い申し上げます。

小川キャスター:
(玉木さん)複雑な表情をされていますが。

TBSスペシャルコメンテーター星氏:
「野党なのに何で賛成するんだ」って叩かれましたよね。

国民民主党 玉木雄一郎代表:
野田代表からもずいぶんご批判をいただいたんですが、ただやっぱり物価高騰対策で困っている国民が多いので、そこはいろんなご批判があっても、総理にもご決断いただいたんで、ここはもう1日も早く政策効果を国民にお届けするということで、野党の立場ではありますけれども、年度内成立にサインをさせていただいた。その意味では、1月25日が投開票日でやればよかったんですね。そしたら冒頭解散でかつ年度内成立も多分1月25日投開票ならできたと思うんですが、それかやはり(法案を)通してからやるか。

我々サインした立場とすれば、やっぱり年度内成立には責任を持っていただきたかったなというちょっと残念な気持ちと、あと現にそこにも書いている車を買うときの3%かかっている税金を恒久的に廃止しますけど、これ4月1日からの実施になっています。200万円の車を買うと6万円安くなるんですが、これが4月1日からできなくなったりとか、ガソリンは12月31日に暫定税率廃止しているんですけど、軽油は4月1日の廃止なので、これ関連法案を通さないと、逆に補助金で下げてるのが上がっちゃう。

4月から軽油が17円10銭上がるという可能性もあるので、そういうところの予測可能性が下がっていることは、非常に残念なので、とにかく我々も経済に悪影響を与えることは本意ではありませんから、最大限の配慮と協力はしますけれども、ただやはりこれ年度内成立は確実にして欲しかったなと。

(中編に続く)