「AIは枕詞を変えて何度も蘇ってくる」

2人の予想では日本株もアメリカ株も上昇の見込みだが、注目するジャンルはどれなのか。黒瀬さんは【AI株】の勢いが26年も強いと見ていて、“一時的なバブルではない”と話す。

『りそなアセットマネジメント』黒瀬浩一さん:
「2025年は“生成AI相場”で、コロナ禍の巣ごもりバブル以上になっているが、私は過去のIT化のトレンドを打ち破るものが出てきたと思っている。巣ごもりバブルの時には出前とかオンラインフィットネスとか、今後は非接触でそういうものがスタンダードになると言われていたけどコロナが明けたら結構崩れた。その崩れた中にAIもあったが、“生成という枕詞がついて蘇ってきた”

AIは今後も「枕詞を変えて何度も蘇ってくる」と話す黒瀬さん。その理由としてあげたのは“汎用性の広さ”だ。

黒瀬さん:
「科学の技術の世界に汎用技術という言葉があって、例えば電気。今、電池を入れたり、充電したりしても『何それ?』と聞かない。電気は“あるのが普通”で、AIも数年たったらそうなっていると思う。この汎用技術というのは過去数回しかない。産業革命、電気の発明、それとアナログデータがデジタルになった。そしてAIで4回目。そのぐらい大きなものになると思うし、AIのデータ元が人の細胞、人間の行動、企業の行動、国家、宇宙と広がっていくので相当これは息が長い」

――今は生成AIだが、他にはどんな枕詞がつくのか。

黒瀬さん:
「生成もそう長くはないと思う。今徐々に普及してきているのは『フィジカルAI』。これはロボット。その単体のロボット同士が協調することを『ファクトリーAI』といって、工場全体を監視している。今は監視室に人がいて見ているが、それをAIが見て『おかしい予兆が出ているから修正しなさい』という指示まで出す形に既に変わってきている。こういうのが色んなところに広がっていくと思う」

さらに、黒瀬さんがあげたのは「ソブリンAI」。これは他国に依存せず自国のインフラやデータ、人材を活用してAIを開発・運用する仕組みのことだ。

黒瀬さん:
「中国に頼っていいのかとか、いやアメリカだって過度に頼っちゃいかんだろうということで、基本的な部分は国家がやる自前のAI。そういう形でどんどん適用範囲が広がると思う」