この冬、最強の寒波に見舞われている北海道内では、厳しい寒さと大雪が選挙の準備を阻んでいます。真冬の選挙を支える人たちの「もうひとつの戦い」です。

北海道南部の鹿部町です。

麻原衣桜記者
「鹿部町では、選挙ポスターの掲示板の設置が行われています。しかし雪が積もっていて杭が打てないため、まず最初に除雪作業が行われます」

町が指定した設置場所には吹きだまりが…。
気温はマイナス5度近く、強い北風が吹く酷寒での作業は時間がかかります。

積雪が少ない場所でも…。

土がガチガチに凍り、鉄の杭が入りません。

この看板店は、北海道南部や中央部の市町村から、合わせて約900枚の掲示板の製作と設置を引き受けていて、公示までに設置を完了しなくてはなりません。

松田龍雲堂 松田豊宏 専務
「(通常の)2倍近く作業時間を要している。きょうは25か所ほど行く予定だったが、半分~6割ぐらいの作業。人手が足りない状況です」

「真冬の選挙」の影響は、ここにも…。

22日、流氷初日を迎えた網走です。

今村朋慎記者
「冬の網走を代表するメインイベント「流氷まつり」の会場です。まつり本番の8日は衆院選の投開票日と重なっていて、網走市は選挙事務のスタッフの確保に苦労しています」

毎年、国内外から観光客が訪れるイベントには市の職員も総出となるため、投票所の運営や開票作業の従事者の不足が予想されましたが、26日までに確保できたということです。

網走市 後藤利博副市長(19日)
「季節的に冬ということがあり、ポスター掲示や交通機関の確保はそ特に今回は気を遣うところ」

札幌市選管は、大雪の影響で市内のポスター掲示場が、当初予定されていた840か所からさらに減る見通しを示しました。

また、公示までの期間が短く、「投票所案内はがき」が有権者の手元に届くのも遅れる見通しです。

札幌市選管 中克尋選挙課長(20日)
「期日前投票が28日に始まってしまうが、市民の有権者の手元にはがきが無い状態になってしまう」

はがきが届くのは、最も遅い場合、1月末になる可能性がありますが、札幌市選管は、期日前投票については、案内はがきが無くても投票できるので、お住まいの区の投票所で投票してほしいと呼びかけています。