「思春期に入るお祝い」があるネパール
松尾さんは、41歳のネパール人女性にもインタビューした。
ネパールでは”初潮を祝う”慣習はないものの、女の子が11歳ごろになると”思春期に入るお祝い”をするという。
思春期のお祝いをする前に初潮を迎えたら、そのタイミングに前倒しして祝う。
神戸大学・国際交流コーディネーター 松尾敬子さん
「祝う慣習がある一方で、ネパールには生理を”不浄のもの”として扱う習慣や考え方が今も根強く残っています。生理中の女性は一緒に食事をしてはいけない、キッチンで料理をしてはいけない、火を扱ってはならない、祭壇にお参りしてはならない・・・」
生理は、妊娠や出産につながるもので、女性たちのまさに人生に直結している。
松尾さんは今回6人の女性にインタビューして改めて感じたことがある。
神戸大学・国際交流コーディネーター 松尾敬子さん
「生理というと途上国に目が行きがちですが、そこだけを見て全てをとらえたことにはなりません。先進国の女性にも色々な事情がある。快適な生理生活を送れていたとしても、生理のその先、妊娠や出産など、女性という性にまつわる、時に困難なイベントが続く。生理を窓口にすると、社会問題、経済問題、男女平等の問題が見えてくるんです」
松尾さんはこれまでの経験と今回インタビューした内容を1月25日(日)福岡市で講演する。
「世界の生理~女性たちのリアル~」
場所はワンビル6階 午後3時~ 無料
(事前申し込みなしの当日入場も可能)
写真は、アフガニスタンのヘラートで2022年4月に撮影したもの。
ヘラートは、国内避難民やイランに逃げていた人が再び戻ってくる帰還民が集まる場所。
後ろに見えているのが難民キャンプだ。

松尾さんによると、UNFPAでは当時、週に一度主に妊産婦を対象に車で医師がまわる「モバイルクリニック」を開設していた。子供を抱きかかえた母親や女性たちが医師の診察を待っている。














