生き残った根が生命活動を始める姿も

──回復の兆しもあるのでしょうか。
(東洋産業 大野竜徳さん)
「火災で焼けてしまった山のふもとでは、ケネザサやススキ、サルトリイバラといった植物がまばらに見られました。
一方、被害の大きかった斜面を見上げると、焼けたマツ類やその他の樹木が目立つばかりで、かつて鬱蒼としていた森の面影はほとんどないところもあります。
ただ、一見火災で焼き尽くされ枯死したように見える木の中には、その株元から新芽を伸ばしているものもまばらに見られ、激しい火災の中で地上部の大部分が枯死しても、生き残った根元が新たに生命活動を始めている姿を見ることができます。
また、岩肌や地面、枯死した樹木には植物の種子を含んでいる鳥のフンも確認できることから、鳥が訪れて新しい植物が生えてくる可能性を感じました。
これらも春が訪れて水分を含んで芽吹いてくれば、時間はかかるにせよ生き物の営みが少しずつ戻ってくるきっかけになってくれるでしょう」













