北朝鮮がミサイルの発射実験などの挑発に出る可能性が指摘されるなか、朝鮮半島での有事を想定したアメリカと韓国による合同の軍事演習がきょう始まりました。


きょう始まった米韓合同軍事演習はコンピューターシミュレーションを活用した指揮所訓練で、兵力を動員した野外訓練は行わないということです。

これに対し北朝鮮はきのう発表した談話で「侵略者、挑発者は必ず対価を払うことになる」と反発していて、朝鮮人民革命軍の創建90年の節目を25日に控えミサイル発射などを行う可能性も指摘されています。

アメリカ ソン・キム北朝鮮担当特別代表
「北朝鮮情勢について緊密な連携を続けるため、ソウルに来たことを嬉しく思う」

こうしたなかアメリカのソン・キム北朝鮮担当特別代表は、きょうから韓国を訪問し、政府高官と北朝鮮への対応を協議することにしています。