「原発が動くことには意味がある」 一方で…
「もともと原発があるまちというのは人も少なく、まち自体では、なかなか賑わいを保てないので、他のまちからたくさん来てもらわないといけないのかなと。商店街だったり商工業の方々は原発の方々とか、観光客とか、そういう方々に頼っていかなければいけないのかなと」

こう話すのは、飲食店を営む女川町議の宮元潔さん。
再稼働に向けた工事が終わり、町の静けさを感じていました。ただ、たとえ“波”があったとしても、「原発が動くことには意味がある」と考えています。

【兼宮商店 宮元潔代表(56)】
「女川という町は津波を受けてすごく被害がありました。その関係もあって、大企業がこの町に進出してくるかといったら、やっぱりリスク管理を考えると、そうもなかなかいかなくて。だったら、やっぱり今あるものを利用しながら、町を活性化させたほうが一番早いのかなと」
一方で、脱原発を主張する東北学院大学の菊地登志子名誉教授は、「原発が生む地元経済への恩恵は限られている」と指摘します。

【東北学院大学 菊地登志子名誉教授(75)】
「(恩恵は)一部の産業に一時的にあるとは思います。ただそれは持続はしない。結局は女川の産業が育つとか、人口が増えるとか、そういうことにはなっていないのが現状」
女川町はこれまで、立地地域に国から入る交付金で小中学校や病院などを整備し、行政サービスの維持にも「原発財源」を活用してきました。

【東北学院大学 菊地登志子名誉教授(75)】
「(原発財源は)町にとっては、なくてはならないものになっています。ごみ収集はほとんどですし、水道関係もそう。基本的な町のインフラが交付金頼みになっていますから、それを今更なしにはできない」














