13日から宮城で“宿泊税” 不安の声も…

一方で、実施する事業者側には戸惑いの声もあるようです。

東北屈指の湯治場として知られる、宮城県北部の鳴子温泉。温泉宿には「宿泊税のご案内」のポスターが掲示されています。

宮城県で13日から導入される宿泊税。素泊まり1泊6000円(税抜き)以上を対象に宿泊客から1人300円を徴収します。(修学旅行などは除く)

宮城県が見込んでいる税収は、2026年度と2027年度で約12億円。観光のPRや旅行者の受け入れに必要な環境の整備などに使われるといいます。

江戸時代から「こけし」で有名な鳴子温泉。温泉街の人からは早くも期待の声が…

地元の土産店 遊佐昭俊さん
「鳴子温泉は宮城県の外れです。鳴子―仙台間の高速バスも今は通っていない状態ですし、二次交通を充実させてもらいたい」

宿泊税導入のもう一つの狙いが、欧米へのセールスなどインバウンド対策の強化です。

2025年10月の外国人宿泊者数は、1位東京都の約521万人に対し、宮城県はその50分の1で21位と全国上位から大きく離されています。

宮城県 村井嘉浩知事
「(宮城県内の)定住人口が減る中で、交流人口を活性化させることによって、経済的なプラスの大きな効果が見込めるのではないか」

ただ、一部の宿泊業者からはお客に1人300円の負担を求めることに対し不安の声も…

旅館ゆさ 遊佐久則さん
「物価高騰の中で、食材の仕入れや燃料費なども月を追うごとに上がってきてるんですね。宿泊施設としては(料金を)500円上げるかどうかって、結構悩んだりする。(宿泊税は)宿泊代が上がったっていう感覚。300円値上げですというイメージになる」