大隅海峡で去年確認された中国海軍の艦艇の航行は15回で過去最多です。日中関係の緊張も続く中、きょう9日、東シナ海の警戒・監視を担う海上自衛隊鹿屋航空基地で、今年初めての訓練飛行がありました。

東シナ海の警戒・監視を担う鹿屋基地のP‐1哨戒機に、ヘリコプター。訓練には、隊員およそ150人が参加しました。
大西第1航空群司令は訓示で、中国軍が去年末に台湾周辺で行った軍事演習などを念頭に、危機感を示しました。

(大西哲・第1航空群司令)「我が国周辺の海空域はかつてないほどの厳しさと不確実性を呈し、あす生起するかもしれない戦いに備えないといけない」
訓練では9機が飛行し、P‐1哨戒機には報道関係者も搭乗しました。向かった先は指宿沖の大隅海峡です。

防衛省によりますと、大隅海峡では去年、中国海軍の艦艇の航行が15回確認され、過去最多でした。
(記者)
「指宿沖、高度600mほどです。哨戒機2機の編隊飛行が始まっています」
「2機の哨戒機がわずか60メートルの距離を保ちながら並んで飛行しています」
編隊飛行は、パイロットの技能を高める訓練の1つです。

去年、鹿屋基地のP-1哨戒機の緊急出動は20回を超えています。悪化する日中関係の出口が見えない中、防衛の最前線では気の抜けない日々が続きます。














