2年前、大阪湾で目撃された“迷いクジラ”。死んで埋められていましたが、今後骨の標本になる予定です。

 遡ること、2年前の2024年。大阪湾に突如現れたのは、全長約15m・体重約32tのオスのマッコウクジラ。大和川の河口近くで目撃情報が相次ぎました。

 しかし、大阪湾の“迷いクジラ”は1か月後、堺市の港で死んでいるのが確認されました。

 その後、クジラの死がいは、大阪市立自然史博物館から骨格標本の依頼があったことなどから、堺市にある府の最終処分場に埋められたのです。

 あれから2年…

 体の組織が土の中で十分に分解されたとして、1月8日、作業員や専門家らの手によって掘り起こされました。

 土の中から引き出されたのは、全長約5mのクジラの頭蓋骨です。

 (井守裕太記者リポート)「埋められていたクジラの骨が作業員らによって掘り起こされています。5mほど離れていますが、鼻を突くような臭いがしてきます」

 クジラの死がいは2年が経過し、頭蓋骨のほか、胸や腰の背骨、ろっ骨など体の様々なパーツが骨だけになっていました。

 大阪府の吉村知事も視察に訪れました。

 (大阪府 吉村洋文知事)「15m級のマッコウクジラを見ることは少ないと思います。府民・市民の皆さんに博物館で見ていただけるのは非常に意義のあること」

 掘り起こされたクジラの骨は大阪市立自然史博物館に運ばれ、今後、現状を把握するため約2~3年かけて調査が行われた後、展示される予定です。