「わが子より手がかかる」冬でも素手での作業

<川崎社長>
「適度な圧力で血を取り除く。微妙な力加減になるので、慣れが必要」

生臭さを抜くすため、水に漬けて毎日水を取り替えます。3日も経てば、表面はすべすべに。その後、塩に漬けて1日。

塩を抜いて水分も抜く作業が、商品価値を決める重要な作業の1つです。

<川崎社長>
「塩出しした卵巣を絞っている作業。木の板で圧をかけて絞る」

卵をつぶさないために板で程よく力をかけるのがポイントです。

<杉本キャスター>
「ぐーっと中に入っていくような柔らかさになりますね」

<川崎社長>
「これが本当に程よく水分が抜けている感じ、塩加減もちょうどよい」

<杉本キャスター>
「触った感触だけではわからないかもしれない」

<川崎社長>
「だから素手でやっている」

<杉本キャスター>
「微々たる変化ですよね」

<川崎社長>
「ちょっとした加減です」

一つ一つの感触を掴むため、素手での作業は欠かせません。

ボラが卵をもつのは、秋以降ということで仕込みは冬です。

<杉本キャスター>
「朝から作業をされて、手が赤くなっています」

<川崎社長>
「麻痺していますよ。わが子より手がかかる」

水を絞ったら、いよいよ天日干し。むらなく乾くよう、ひっくり返すのは2、3時間おき、2週間は続けるのです。

1か月以上干し、飴色に輝く「からすみ」が仕上がります。