都会で壊れかけた青年が、八ヶ岳の吹雪の中で見つけた答え

1年を通して営業する根石岳山荘では、冬には過酷な作業が待ち受けている。氷点下20度にもなる屋外に一人出て、吹雪の中であっても、まつげを凍らせながらもストーブに灯油を補給しなければならない。うっかり肌を出しているとまたたく間に凍傷になってしまう。佐藤さんは過酷な仕事が待ち受けているのになぜ小屋番を選んだのか。
小屋番として働く人の多くは、家族が山小屋を運営していて跡を継ぐケースが多い。しかし、佐藤さんのように、街中の人間関係や仕事に疲れた若者や、情報過多の現代社会に疑問を抱き、スマホやパソコンから距離を取って山に救いを求める人も増えているという。離婚を契機に電話やメールが届かない場所を求め小屋番になった女性もいた。














