2025年、ノーベル化学賞を受賞した京都大学特別教授の北川進(きたがわ・すすむ)さんが東北大学で講演しました。

北川さんは、ノーベル賞を受賞した新たな材料の研究成果を話すとともに、若手研究者に対し「様々な環境や文化に触れてほしい」とエールを送りました。

京都大学 北川進 特別教授
「若い人に言いたいのは同じ大学にずっといてプロモーションしてもらおうと思わず、バリバリやっていいところに移っていったらいい」

青葉区の東北大学で講演した京都大学特別教授の北川進さん(74)は金属イオンと有機分子を組み合わせてつくられる「金属有機構造体(MOF)」について無数の穴に気体などの物質を取り込む性質やその作り方を明らかにしたなどとして、2025年、ノーベル化学賞を受賞しました。

講演では「MOFは柔軟な性質をもった結晶で気体を自由に使うための材料でもあり環境や医療といった様々な分野での応用が期待される」などと研究の成果を述べました。

聴講した学生
「目の前のやっていることだけに没頭するのではなくて、いろんな人の考え方に触れたりすることが結果的にノーベル賞を受賞されるような大きな研究に繋がるのかなと思った」

聴講した研究者
「一般にもわかりやすいように喋られていて、我々自身も勉強になったし復習になった」

京都大学 北川進 特別教授
「大きな成果を生むには、だれも必要と思っていないところにフィールドを作っていく。そういう創造的な考え方を必ず持っておく必要がある」

講演会には学生や研究者など約700人が参加し、今後の研究に向け刺激を受けた様子でした。