トヨタ自動車・熊本剛監督「理想としては3区終了時に30秒リードを」
1区の吉居大和(23)は前回が区間賞と13秒差で本人も納得していませんでしたが、10秒差以内でつないでほしいところです。良ければ先頭に立ってほしいのですが、抜け出すのはなかなか難しいと思います。しかし10000mの自己記録を約15秒更新しましたし、前回の経験も生かせるはずです。どこがキツくなるか、どこで頑張ればいいかがわかっている。前回以上の走りは期待しています。
2区の鈴木芽吹(24)は12月に入って左ひざに痛みが出ましたが、練習を中断したのは2日間だけ。疲労を抜く良い機会だったととらえています。トップに上がってほしいですし、少しでも差を広げることが理想ですが、そんな簡単ではないと思います。ライバルチームを見て、好調の今江勇人(27、GMOインターネットグループ)選手や小林歩選手(27、SUBARU)と一緒に前に上がって行って、トップ付近で渡してくれたら、と思います。
3区の田澤廉(25)ではトップに立ちたいですし、理想としては後ろに30秒くらいの差をつけたいところです。ただ、4区以降も勝負できる選手が揃っています。トップに立てれば一番いいのですが、絶対ということではありません。芽吹が昨日の会見で6、7区のベテランに楽をさせたいと言いましたが、ベテランにも頑張ってもらう展開もあると覚悟しています。
4区のS.キバティ(20)は追う展開でも、追われる展開でも、どちらにも対応できる選手です。倉敷高時代からどちらも経験を積んでいて、駅伝巧者といえる選手。どういう展開でもマイペースで対応しますし、向かい風も強く、最後の強さも持っています。
5区の湯浅仁(24)は向かい風にも上りにも強い選手。後ろとの差があればそれを利用して、リードをしっかり守ってほしい。追う展開になっても、最初から突っ込む走りもできる選手なんです。準エース区間で結果を残して、主力に成長してほしいですね。
6区の田中秀幸(35)はウチが15、16年と2連勝したときも、6区で優勝を決める走りをしてくれました。向かい風に抜群に強い選手です。向かい風でも追い風でも、フォームが変わりません。最低でもこの区間ではトップに立ちたいですね。
7区の服部勇馬(32)も向かい風に強いですし、マラソンランナーですが、ラストスパートもある。福岡国際マラソン(18年優勝)やMGC(19年2位)など、勝負強い選手です。アンカー勝負に持ち込まれても問題ありません。
(TEXT by 寺田辰朗 /フリーライター)

















