Honda・小川智監督「優勝するならアンカーは達彦だと考えていました」
1区の森凪也(26)には区間賞争いをして、ライバルチームより前か、最低でも一緒くらいで2区に渡してほしいと思っています。前回は5秒差(区間9位)でしたが、2区の小山直城(29)がその差を追わざるを得なかった。その5秒が(終盤で遅れた小山の)最後に響いたかもしれません。
2区の小山は去年、いまひとつの状態でしたが粘ってくれました。今年は本人も区間賞と言っています。強気なことはあまり言わないタイプなので、調子も上がっているし、懸ける思いも強いのでしょう。甲佐10マイル(12月7日。約16km)の2位は予定よりも良く、その後の3週間でさらに上がっています。練習での余裕度が上がっていますから、最後も切り替えられると思います。
3区の吉田礼志(23)(の起用理由)は実力です。向かい風の後半区間よりも、追い風の前半区間向きの選手。レースへの集中力もありますし、前半から突っ込んでいくこともできます。相手がトヨタ自動車の田澤廉選手(25)でも、行くと思いますよ。2区は先頭集団で行ってほしいですし、3区は若干差を付けられても、先頭が見えるところで4区につないでほしいと思っています。
4区のヴィンセント(25)はライバルチームの外国人選手と比べ、スピードでは若干劣るかもしれませんが、向かい風の強さと駅伝の強さで対抗できます。トップに立つのは難しいかもしれませんが、少しでも差を詰めて5区につないでくれると期待しています。
5区の木村慎(31)は今、小山の次くらいに強い選手です。若い頃はスピードも距離も、少し無理な練習をしていましたが、落ち着いて、自分を俯瞰して、多角的に自分を見て練習ができるようになりました。(5区で区間賞2回の)青木涼真(28)であればトップに立つことも期待できるのですが、木村にはそこまで求められません。4区の位置でつないでくれたら、と思います。
そして6区か7区で、簡単ではないと思いますがトップに出たい。6区の中山顕(28)は寒いと調子が良いんです。どんなに寒くても手袋なしで走る選手で、追い風よりも向かい風の方が推進力が生きます。上りや向かい風の方がリズムを取りやすいと言っているくらいです。
7区の伊藤達彦(27)は向かい風にも強く、どういう展開でも対応できる選手です。日本選手権に優勝した10000mで見せたように、ラストも強い。最近はチーム力が拮抗して、強い選手は2区かアンカーか、という傾向が出てきました。優勝するならアンカーは達彦だと考えていました。

















