産業クラスターの戦略的形成

地域未来戦略本部で高市総理は

(高市早苗総理)
「大胆な投資促進策とインフラ整備を一体的に講ずることで、地方に大規模な投資を呼び込み、地域ごとに産業クラスターを戦略的に形成していきます」

政府は来年夏までに地域未来戦略の政策パッケージを取りまとめることにしています。

これからの日本にとっては、地方の活性化がポイントになるということで、高市総理は「産業クラスターの戦略的形成」としています。

「産業クラスター」とは、企業や研究機関、それに教育機関などが特定の地域に集まっていることをいいます。
高市総理は例として、熊本県に立地した台湾の半導体大手TSMCを例に挙げています。

それぞれの地域で得意とする分野が集まっているような形で、それを全国各地に作っていくというようなことになります。

地方活性化のポイントとして、自民党の古川衆院議員は「地方自治体が主体になる新しい創造性工夫が求められる」としています。
一方、立憲民主党の山内参院議員は「地方からしっかり声を上げる。それを国が受け止めて形にしなければならない」と話していました。

これからは、地方からの声というものが、より一層、重要視されるようになってきそうです。
人口減少や少子高齢化が続く中、それぞれの得意とする分野をどのように伸ばして発信していくのかが、2026年以降も持続可能な地域を作っていくための鍵になりそうです。

※MRTテレビ12月29日放送「Check!スペシャル みやざき2025」より