忘れられない光景…立ち上がる湯気と懸命の救出
当時、長野県警本部で交通捜査の指揮にあたっていた松島敏史交通部長(当時は交通指導課管理官)も長野市から現場に駆け付けた。
当時の現場の状況は今も胸に刻まれている。
松島さんは「周りを見ても、警察官も救急隊員もみんな同じで、もうみんな体中からもう本当に真っ白な湯気が、体中から立ち上がっていました。顔にはもう玉のような汗をかいて救出活動をしていました」と、氷点下の中での救助活動の過酷さを語った。
大型バスは時速約96キロでカーブを曲がり切れずにガードレールに突入し、崖下に転落した。大学生13人と運転手2人の計15人が死亡。重軽傷者は26人に上った。














