大分県内の去年の農業産出額は米や野菜の価格上昇を受けて、約1498億円と過去24年間で最高となりました。
九州農政局がまとめた去年の農業産出額によりますと、大分は1498億円と前の年から156億円増加し、2001年以降で最も高くなりました。内訳では米や野菜など田畑から収穫する耕種が1008億円で、特に米は316億円と前年の1.7倍近い大幅な増加となりました。主な要因として主食用米のほか、ネギやトマトなど野菜の価格も上昇したことが挙げられます。
一方で畜産は12億円、加工農産物は3億円減少しました。これについて九州農政局は肉用牛は子牛の出生頭数の減少と価格の低下が、鶏については鳥インフルエンザで一時的に減少していた卵やブロイラーの生産量が回復したことで価格が下落したと分析しています。














