長崎市では中国総領事も参加し"墓地清掃"

日中の関係悪化後まもない11月24日、長崎市の中国人墓地では市民と中国側の関係者ら150人が参加して清掃活動が行なわれました。政治の動きとは別に続いてきた「民間レベルの交流」が持つ意義は?
長崎大学多文化社会学部 西田充教授:
「民間交流がとても大事だということは論をまたないと思うがそれが関係改善に繋がるのか、そこは少し難しいかもしれない。ないよりはあった方がいいし、なくなったらますます日中の人々の間で相互理解ができなくなってしまう」
2025年11月24日長崎市
「どんなに政治の関係が悪くても、民間交流、草の根の交流を続けていって、また関係改善になった時にさらに関係を拡大していけるように素地は維持しておくこと。ゼロになってしまうとそこからスタートするのは難しい」
日本が「お願い」してはダメ 外交は対等
「他方で、対話が大事だとか、交流が必要だというのは当然なのだが、何が何でも是が非でもというふうにお願いしてでもという話ではない。日本では一般的に対話が必要とか大事だとかいうが、外交の現場ではお願いする側になっては駄目だ」
「相手が必ず上から目線になる、すると対等にならなくなる、常に対等な立場で交流を求めるというのが大事だ」
「交流を続けるという意思は示し続ける必要はあるし、日本側から止めることはしないとし、中国側が止めたら、それを追いかけてもやりましょうということはなくて、そこは対等な立場でやるべきだ」














