裁判所所長は愛妻家かもしれない

(山地所長)
「ちょっと妻の了解が、ちょっと取れなかったので、ちょっとここは、あの申し上げますけど、ここ限りで…。(と前置きした上で、家族構成について詳しく語る)」

(記者)
「抱負のところで、時代の変化への対応と安定性のバランスの両立に努めていきたいっていうことだったんで、そこをもう少し詳しく」

(山地所長)
「はい。そうですね。例えばデジタル化という今大きなテーマを一つとってみても、社会のデジタル化に合わせて裁判手続きのデジタル化していくわけですので、そこに対応していくっていうのは時代の変化に合わせた柔軟性であると思うんですけれども、他方で、やはり法律の手続きの中で、これはやはりデジタル化したとしても、例えば対面の手続きの重要性であるとか、あるいは、この部分はやはり、あまり抜かせない部分っていうのも、ちょっと抽象的になってしまうんですけど、あるんだろうと思うんです、民事でも刑事でも、いろんな分野であると思いますので、そういった部分については、デジタル化と両立するような形で、司法の重要な部分というところで、そこは、何て言うんですかね、安定性という考慮を働かせる部分もあるのではないかという風なことを考えております。具体的にどこがデジタル化の中で安定的な部分なのか。ていうことになると、ちょっと個別的な話になってくるので、今ちょっと具体的になかなか申し上げにくいんですが、考え方としてはそういったことを考えているということです」