北アルプスの水晶岳付近で登山していた山梨県の33歳男性が行方不明となっています。26日午後6時現在、男性の発見には至っていません。現地は吹雪が断続的に続く悪天候で、富山県警は27日天候が回復次第、捜索にあたる予定です。
行方が分からなくなっているのは山梨県甲府市の団体職員、三井貴也さん(33)です。
警察によりますと、三井さんは山岳会の友人と北アルプスを縦走する登山計画を立て、12月20日長野県側から入山。
水晶岳や薬師岳を越え、8日間かけて岐阜県側から下山する予定でした。
三井さんたちは25日昼ごろ、水晶岳南側の地点で雪の洞窟“雪洞”を掘って滞在。
現地は天候が悪化していたとみられ、同日午後11時半ごろ、雪かきのため、雪洞の外に出た三井さんを友人が確認したのを最後に行方が分からなくなりました。
三井さんの友人が26日午前6時ごろ、警察に通報していました。
現場は携帯電話がつながらない場所で、天候が悪かったことから、警察は衛星回線などを使い現場の特定や周辺の状況を確認。
27日早朝以降、天候が回復し次第、県防災ヘリで現場に向かい、捜索にあたる予定です。














