東日本大震災からまもなく15年。福島第一原発の廃炉という、前例のない挑戦は、今も続いています。その最前線をテーマに、高専生たちが挑むロボット競技「廃炉創造ロボコン」があります。震災を経験した学生たちが直面したのは、厳しい現実でした。

“デブリ”を回収 実際の原発想定

学生たちが挑むのは、福島第一原発の廃炉作業を想定したロボット競技。コースは、原子炉格納容器の内部調査を想定しています。階段を下り、溶け落ちた核燃料「デブリ」を遠隔操作で回収する、極めて難度の高いミッションです。