WBCの舞台裏:大谷翔平の「習慣」

栗山: みんなが聞きたいWBCの話をしようか。
決勝戦の7回に大谷翔平のセカンドゴロの内野安打、覚えてる?
彼はあの日、DHから最後、投げるためにブルペンに行ったり来たりして、気持ちがピッチャーに切り替わっている状態だった。
でも、打った瞬間に全力疾走した。
実は翔平は小学校の時、お父さんと「3つの約束」をしていたんだよね。
その一つが「一塁までとにかく全力で走る」こと。
習慣として、体が勝手に動いた。
自分が投げることとか関係なく、大事なことをやり切る。
その積み重ねが、あの大舞台でのプレーにつながったんだよ。