自分の原点:挫折とスイッチヒッターのきっかけ

栗山: 僕は小学校の時、プロ野球選手になりたいと思って一生懸命やっていたんだけど、中学に上がる時に、一番厳しくて体を鍛えられそうなバレーボール部に入ったんだよね。
でも、練習が厳しすぎて両膝に水が溜まって、スポーツができなくなっちゃった。
それがきっかけで、後にプロに入ってから「どうすれば生き残れるか」を考えて
スイッチヒッター(両打ち)になった。
一つひとつのきっかけが、自分のやりたいことをやるためにすごく大事になる。

じゃんけんから学ぶ「根拠」の大切さ

栗山: みんなとじゃんけんしよう。最初はグー、じゃんけんぽん!
(会場が一斉に手を挙げる。勝って喜ぶ声、負けて悔しがる声が響く)

栗山: 今、勝った人。負けた人、いるよね。
…なんで自分は「グー」や「チョキ」を出したか考えた?
誰か理由を言ってくれないかな?

会場が静まり返る中、手を挙げた子どもがいた。

子ども: 急にじゃんけんすると「グー」を出す人が多いから、「パー」を出しました。

栗山: そうだよね!
「こういう理由があるから、こうした」と考えた方が、もし失敗しても次に生きる。なんとなく感覚でやっていると、野球でも一回の失敗が次に生きなくなっちゃう。
「根拠」を持つことがすごく重要。