「1人がやり始めるとみんなやってしまう…最初の1人にノーという勇気を」

水谷修さん(夜回り先生)

講演の最後、水谷さんは呼びかけた。

水谷修さん(夜回り先生)
「1人がやり始めるとみんなやってしまう。その最初の1人にノーという勇気をて持ってください。薬物を使ったら後がない。いいですか?社会的にも抹殺されれば体も死ぬし、心も殺されるんだと覚えてください。ちょっと長くなりましたが、これで終わりにさせていただきます」

水谷修さん(夜回り先生)の講演は全6回連載です。
①右手の親指をトンカチで潰され、背中を刺され…夜回り先生・水谷修さんが35年戦い続ける「夜の世界」と失われた406の命【冬休み・薬物に手を出さないで】
②「私は大変な失敗をしてあいつを殺しました」夜回り先生・水谷修さんが悔やむ生徒の死 最後の言葉は「先生、きょう冷てえぞ」【冬休み・薬物に手を出さないで】
③「あいつがどんどん軽くなって…冷たくなって…」シンナーで死んだ教え子と「水谷先生、あんたが殺したんだよ」夜回り先生を変えた専門医の言葉【冬休み・薬物に手を出さないで】
④覚醒剤、売春、HIV感染…転落のきっかけは「あんな中学も落ちるなんてあんた一体誰の子?」母親の一言 夜回り先生・水谷修さんが夜の街で出会った中学3年の少女【冬休み・薬物に手を出さないで】
⑤「顔は骸骨、体は枯れ枝」薬物乱用で麻酔も効かず…夜回り先生・水谷修さんが語った少女の死 「講演で必ず話して」託された思い【冬休み・薬物に手を出さないで】
⑥「かぜ薬30~40錠飲めばヘロイン1回分」夜回り先生・水谷修さんが警鐘を鳴らす市販薬の乱用 「愛の力では救えません」【冬休み・薬物に手を出さないで】