処方薬には厳しい制限 市販薬も正しい使用法で

処方薬についても厳しい制限がある。
水谷修さん(夜回り先生)
「お医者様から自分がもらった薬を、いいですか?誰かにあげたことのある方々、会場の方、大人の方も全員で、はい、手あげてください。自分が医者からもらった薬を誰かにあげたことある方?はい、今日、今逮捕。もしもあげた薬が精神科薬、抗うつ剤や向精神薬や睡眠薬だったら、薬物4法の中である意味で一番重い麻薬及び向精神薬取締法違反。無料で渡したら3年の実刑で執行猶予つかない。100円、1000円でも100円でもお金取って営利目的とみなされたら5年の実刑です」
市販薬についても、正しい使用法を守ることが重要だ。
水谷修さん(夜回り先生)
「市販薬というのは緻密に設計されてます。デザインされてる。外側から順番に溶けて効くように作られてる。一番外側は甘くしてある糖衣錠、飲みやすいように。次の層が胃を守る成分、十二指腸小腸で吸収され、効くように作られている。それを噛んで割って飲んだら、胃で吸収したんでは効果のない成分や胃に害のある成分を胃にぶつける可能性がある」
水谷修さん(夜回り先生)の講演は全6回連載です。
①右手の親指をトンカチで潰され、背中を刺され…夜回り先生・水谷修さんが35年戦い続ける「夜の世界」と失われた406の命【冬休み・薬物に手を出さないで】
②「私は大変な失敗をしてあいつを殺しました」夜回り先生・水谷修さんが悔やむ生徒の死 最後の言葉は「先生、きょう冷てえぞ」【冬休み・薬物に手を出さないで】
③「あいつがどんどん軽くなって…冷たくなって…」シンナーで死んだ教え子と「水谷先生、あんたが殺したんだよ」夜回り先生を変えた専門医の言葉【冬休み・薬物に手を出さないで】
④覚醒剤、売春、HIV感染…転落のきっかけは「あんな中学も落ちるなんてあんた一体誰の子?」母親の一言 夜回り先生・水谷修さんが夜の街で出会った中学3年の少女【冬休み・薬物に手を出さないで】
⑤「顔は骸骨、体は枯れ枝」薬物乱用で麻酔も効かず…夜回り先生・水谷修さんが語った少女の死 「講演で必ず話して」託された思い【冬休み・薬物に手を出さないで】
⑥「かぜ薬30~40錠飲めばヘロイン1回分」夜回り先生・水谷修さんが警鐘を鳴らす市販薬の乱用 「愛の力では救えません」【冬休み・薬物に手を出さないで】














