「マッサージ」以外にも、地域とつながれる取り組みはあるが…

大方高校みらい起業部2年 齊藤未輝 部長
「黒潮町は南海トラフ(地震)が来るといわれていて、避難するときに高齢者の方の体が動かしにくいなどを改善するためにマッサージを行っています」
南海トラフ地震が発生した場合、国の想定で最大34メートルの津波が来るとされる黒潮町。
以前、訓練を行った際に、参加した高齢者の中から「私はもういい、置いていって」という声が出ていたといいます。いざという時、高齢者が避難を諦めないためには、スムーズに動ける「体づくり」が不可欠です。
そこで生徒たちは、柔軟性を高める効果があるとされる「タイ式マッサージ」に着目。地元の整体師である野村広さんを講師に招き、夏から特訓を重ねてきました。

▼整体師 野村広さん
「(高校生たちは)一生懸命覚えたことを再現しているだけだとは思うんですけど、ちゃんと高齢者たちに向かい合って冷静にできているというのが、僕からいうと『たいしたもんだ』と」














