にしおかさん:
「人に話すと、大したことないけど、それを積み重ねて、私は疲れてるなってことがやっとわかって。やっぱりお話してよかったし、見守る側の方に寄り添ってくださる場所があるっていうことが、やっぱすごく救われた」
職員は家庭訪問の際のアドバイスもくれました。「認知症を見に来た」と思われないよう、「80歳以上の方を市が見守るサービス」として訪問すると伝えるよう勧めました。
元看護師で訪問看護もしていた母親には、すぐに見抜かれましたが、そうした配慮がありがたかったといいます。
要介護認定の現実──結局使わなかった介護サービス
ある日母親が県民共済の話を持ち出したことがきっかけで、要介護認定の申請が動き出しました。満85歳で共済が終わることを知った母親が「困る」と言い出したのです。

















