シングルマザーという言葉もない時代… 1人で“キャシー”を開店
終戦後、西区に戻った峰子さんは22歳で結婚し、長女を授かりましたが、その翌年に離婚。
(中村峰子さん)
「このスナックをやる前に結婚しまして。娘を1人産んで、その子が1歳の時に離婚してきちゃって。その時代は、女が1人で食べていくというのは大変な時代で…」
「シングルマザー」という言葉すらない時代。長女は元夫に引き取られ、峰子さんは一人で生きていくために、親からの勧めもあって、1959年7月、現在の場所に「キャシー」を開店しました。

(中村峰子さん)
「水商売はその時代に、すごく卑下されて。うちの母親は『水商売と言われるだろうけど、人よりも2倍も3倍も努力すればみんな認めてくれるから、頑張りゃあな』と」















