政府が経済対策で推奨しているおこめ券の配布が、早くも一部の自治体で始まりました。
埼玉県吉見町は、きょうからおこめ券の仕分け作業を始めました。
政府の経済対策用にコメの卸売業者の団体が新たに発行した使用期限付きのおこめ券で、町民1人に対して440円券を7枚=3080円分、配布します。
吉見町 神田隆 町長
「12月中に町民の皆さんに届けたいという中で、おこめ券が一番早い」
町はおよそ5400万円分のおこめ券を配布するため、現時点では6700万円あまりの予算を計上していますが、町長はスピードを重視したと強調していて、年内に全ての町民に届ける考えです。
おこめ券をめぐっては、業界への利益誘導との批判がある中、農水省は券を発行する団体の取り分を減らしたことで経費率は下がっていると強調。自治体が、券を発行したり精算の仕組みを準備する必要はないことなどをメリットだと説明しています。
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