冬に全国大会を開催する高校スポーツは多く、年末年始には連日、メディアが熱戦を伝える。しかし2025年は、高校スポーツの裏にある様々な問題も注目された。仙台育英高校サッカー部(宮城)では構造的ないじめが、広陵高校硬式野球部(広島)では部員による暴力問題が発覚した。なぜ、スポーツ界のハラスメント行為は無くならないのか。当たり前だと感じていた、あるいは見て見ぬふりをしてきた不都合な事実に目を向けるべき時が来ている。(この記事はシリーズの第2話です)

【スポハラ特集1】怒鳴る指導で競技力向上させる “恐怖学習” 一部保護者も容認?
【本記事】自分の “黒歴史” を語れるコーチが選手の主体性を引き出す
【スポハラ特集3】報道された “ケツバット”「誰がチクった」逆上した指導者
【スポハラ特集4】「殴ってくれたから今がある」背景に “乗り越えた美談” の罠